ナポリの西、数万年前の噴火によって造られたカルデラ盆地にあるブドウ生産地、カンピフレグライ。ここで造られたワインをご紹介します。
カンピ フレグレイ ファランギーナ、
紀元前からこの地に根付いたブドウ、ファランギーナから作られる白ワイン。火山由来のミネラルに富んだ、グレープフルーツのようなほんのりとした苦味を感じるワインです。
カンパーニア州について少し
カンパーニアは古代遺跡やアマルフィ、カプリ島など美しい風景が広がるイタリア南西部の州です。また、州都:ナポリのヴェズヴィオ火山をはじめ、いくつか大きな火山があるのも特徴。
「火山は噴火すると被害は甚大ですが、その後は溶岩や火山灰などが土壌に豊富なミネラルを与え、野菜やブドウなど、いろんな農作物が育ちやすくなる」のだそうです。
だからこそこの地は、「古代ローマ時代にはすでに"Campania Felix (幸運なるカンパーニア)"と讃えられ、温暖な気候と豊かな火山性土壌に恵まれ、ワイン造りに理想的な環境」と言われていたのかもしれません。
カンピ フレグレイ ファランギーナ
Campi-Flegrei Falanghina
商品情報
生産国 イタリア / カンパーニャ州
生産者
ブドウ品種 ファランギーナ100%
タイプ 白/辛口
アルコール度数 12.0%
販売価格 2,700円 (税込) ※ネット調べ
桃、アプリコット、エニシダや木蓮、バナナなどのクリアなアロマが広がります。柔らかくワイドな口当たりで、火山がもたらす豊富なミネラルと、グレープフルーツのようなほんのりとした苦味を感じるワインです
桃のような甘い香りとはうらはらに、味わいはとってもドライ。微かな塩味も感じるすっきりしたワインです。
写真は魚介のセビーチェ。こんなさっぱりとした魚介のマリネにもよく合いそうです。